ギルド離脱に寄せて

◆はじめに:旧「JP/Banzai Squad」ができるまで

合併から脱退を決めるまでの経緯について話す前に、まずはこのギルドが始まったところから話を始めたいと思います。


僕は元々、アジア版リリース前から自宅でゲームをやるためのWiFi専用端末でドミネーションズを遊んでいました。日本語対応のアジア版が配信されてから普段携帯として使っている端末で作ったアカウントが[u_coba]です。

このアカウントで最初に入ったギルドは「JP」という所ですが、当時のリーダーと話した記憶はありません。

メンバーは日毎に増えてあっという間に50人になりましたが、早々に全くログインしなくなってしまったリーダーを筆頭に放置メンバーが増えてきている中、このままではいかんということでアクティブメンバーでの新規ギルド立ち上げを提言しまして、当時「JP」内で一番レベルの高かった方に「JP_ODEN」というギルドを作ってもらいました。

話が出てから実行までほとんど間が無かったため、殿として僕が残り、その時ログインしていなかったメンバーへの周知・誘導を引き受けたのですが、加入を承認制にしていなかったため、なんと引っ越しが完了する以前、というか立ち上げたその日の夜の内に「JP_ODEN」は埋まってしまいました。


リリースからそう日が経っていなかったのでプレイヤー数がどんどん増えている環境ではありましたが、さすがに僕を含めた当事者たちの想定外―このままでは難民化してしまうということで、引っ越しが間に合わなかった人たちの一時避難所的な位置付けで「JP_EDEN」というギルドを作り、「ODEN」に空きができ次第順次送り出すという役割を担うことに。


ただ、時間が経つ内にこっちはこっちでやっても良いんじゃない、という空気が生まれてきまして、ひとつには放っておいてもどんどん人が入ってくる環境だったこと。もちろん当時はWWも無いし、あんまり頑張らなくていいならひとまず続けてみようか、ということでスタートしたのがこのギルドです。

その後何度も名前を変えますが、そもそもグローバル展開しているタイトルであり、対戦するプレイヤーの大半が日本語を読めないであろうことを考慮して、日本語をベースに活動しているギルドだということを示すために「JP」の文字を入れてきました。

最初に入ったギルドへの思い入れがあるという訳では無いので誤解なきよう。

 

◆ギルド独立~隆盛期・衰退期

書き出しが長くなってしまいましたが話を続けます。

そこからは独立したギルドとして活動を始めるのですが、「JP」の流れを汲むメンバーはひとりまたひとりとゲームをやめていき、随分前にゼロになりました。

非公式Wikiでメンバーを募集したりしてチャットもプレイもそれなりに盛り上がっていた時期もありましたし、WW実装前後はかなりメンバーに恵まれていて、勝つために頭を使って楽しもうという空気がギルド全体に(というと大袈裟かもしれませんが)あった気がします。今いる最古メンバーはその頃入ってきた方たちですね。


MMORPGのギルドみたいな濃いコミュニティを運営するのとは訳が違いますし、そもそも自分のギルドを作りたい、という動機で始めた訳でもないのであまり深く考えずに続けてきたつもりですが、タイトル自体の人気が停滞・縮小してプレイヤー人口が減って来ると、能動的に手を打ち続けなければギルドの存続自体が難しくなってきます。

もう少し早く手を打っていればもっとアクティブなギルドになっていたかも、と思わないでもないのですが、元々すごく高いモチベーションでギルドをやっていた訳でもない僕としては、どちらかというとその時いるメンバーに合わせて管理・運営してきました。

チャットが活発とはとても言えないのにそういうのを望んでいる人に入ってもらってもお互い不幸になるし、無言ギルドにするつもりはないしで募集もかけ辛く、身動きが取れない、ジリ貧だなぁと悩んでいた記憶があります。

正直何度も解散しようと思いましたが、その度にふらっと誰かが入ってきてもう少し続けようと思い直す、という繰り返しで、(最近ログインしていない人も含めて)今残っているメンバーの大半はこの頃からのお付き合いということになるかと思います。

 

◆そして合併へ

徐々に高度を下げながら低空飛行を続けてきた訳ですが、いよいよポケモンGOの上陸が迫って、スマホゲーム市場がまた大きく動くとなればバッテリー消費が激しく退潮の兆しが著しいこのアプリにも大きな影響が及ぶのは間違いない。

Wiki辺りでメンバーを募集するにも、率直に言ってアピールできるポイントは無い。

ならば同じような状況で停滞しているギルドと合併して、良く言えばマイペース、悪く言えば惰性で続けているようなプレイヤーの居場所としてここを残すのもありかな、ということでアプローチしたギルドのひとつが「日本の夏 金鳥の夏」です。


この時点でリーダーを誰かに任せて自分が出ていこうと決めていた訳ではありませんが、以前から僕にこのゲームを勧めてくれたゲーム仲間(僕よりほんの少し英語ができるスペイン人のおっさん)に自分のギルドのWWを手伝ってくれと頼まれていまして、元々欧米版(?)を遊んでいた端末で産業時代のアカウントを振り回すのはスペック的に厳しくなってきていたこともあり、そろそろ[u_coba]アカウント一本でやっていきたい。その為には当然ギルドを誰かに引き継いでもらわなきゃいけない、という事情はありました。

いずれにしても、合併した後で何か化学反応が起きるか、ギルドの状況を見てから考えようと思っていました。


さてここからはチャットログを読んでいる方ならご存知の通りの経緯で、引継ぎで合意したものの結果として話は宙ぶらりん、ポケモンGOの影響がどれだけ波及したかは定かではありませんがアクティブメンバーは緩やかに減少し続け、状況としては合併前とさほど変わらないというのが現状だと思います。

もしかしたらこれは、「夏」側の方にとっても同じような認識かもしれません。


対戦ストラテジー、チーム戦好きの僕個人としては、ギルド戦というコンテンツに参加するからには勝ちを目指したい(結果はともかくやるからには勝つために頭と時間を使いたい)し、チャットで情報交換とかしないならギルドに入る意味はあるのか?という―恐らく皆さんからすればややアグレッシブな考えの持ち主です。


最終的に自分のプレイスタイルとギルドとしてのそれに折り合いがつけられなくなった、というのが離脱を決めた理由ですが、合併先としてどういう性格のギルドを探していたのかという事実を踏まえれば、当然の帰結とも言えます。

身勝手で無責任極まりない振る舞いだとよくよく自覚していますが、ゲームは楽しくなきゃ嘘。いつまでドミネーションズを続けるか分かりませんが、もっと楽しく遊ぶために、ひとまず僕はここを離れます。

申し訳ありません。ありがとうございました。

 

◆当ギルドに残る方へ

さて、(攻めが上手い下手、どこまで時代を進めているか関係なく)もうちょっとアグレッシブ/アクティブなギルドに移ってみたい、と思っているけど糸口がない、一から自分で探す行動力がないという方へ。

もうひとつのアカウントで幾つか日本人のギルドを渡り歩いて見た中から、紹介できそうなストックが数件あります。チャットで相談していただいても構いませんし、メールをいただければ個別に相談に応じます。
もちろんギルドの話とは関係なく、チャットで長々と話すのは気が退けるという話題―攻守やストラテジーについての相談とか、YouTubeで取り上げて欲しいネタのリクエスト等も歓迎ですので、ギルドを離れた後でももちろん、お気軽にどうぞ。


さしあたり9月の前半まではこちらに残っているつもりですので、それまでは引き続きよろしくお願いします。


u_coba